吉岡心平のマーク

タム8600形8600

私有貨車

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タム8500形
タム8700形

 番号
ロット表


タム8601

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特別編459
特別編461

積荷
●構造

入口


 タキ200二代形を小型化したものが、今回紹介するタム8600形だ。

 タム8600形は15トン積トリクロールエチレン専用車で、タム8600は昭和40年1月日車支店、8601は昭和43年1月汽車東京で、計2両が製作された。タキ200形の顰に習い、00と01は大きくスタイルが異なっていた。

 設計比重は1.47と大きく、タンク容積は10.2m3と小さい。
 タンク体はステンレス鋼製で、直径1,550mm・長さ5,880mmと小型である。キセや加熱管などはなくシンプルな作りであった。

 液出し方式は、空気加圧による上出し方式で、ドーム頂部には液入管、ドーム前後には液出管と空気管があり、いずれもステンレス製であった。
 台枠は平形で、長さは6,500mm・軸距は3,700mmであった。ブレーキは空気+片側、走り装置は落成時から2段リンク式であった。

 所有者は東亜合成化学工業KK・常備駅は伏木で、昭和47年頃から吉成駅、勝瑞駅と四国内を転々とした。その後、貨物駅の整理により昭和59年1月から昭和町駅常備となった。2軸タンク車の中では長生きだったうちの一つで、晩年は昭和町の名物だったが、平成5年4月に01ともども廃車となった。


●同一専用種別 タキ200二代形213 タキ2600形の改造車で、ドームレスタンク体を持つ。

●関連形式 タキ7050形7051    酷似したタンク体を持つ四塩化炭素専用車。


タム8600形のロット表

ロット 番号 製造年 製造所 落成時の所有者
8600 S4001 日車支店 東亜合成化学工業KK
8601 S4301 汽車東京 東亜合成化学工業KK

タム8600形8600の写真

【写真1460】 タム8600形8600 昭和63年5月1日 昭和町駅にて P:吉岡心平


【特別編460】040124作成R4、050503R4A、050926ロット表追加、060712ロット表R2、070723R4A2、070828ロット表R3、090330R4BY、130731R4C。