吉岡心平のマーク

タム8500形8520

私有貨車

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タム8400形
タム8600形

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解説

タム8519
タム8532

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第366週
第368週

積荷
●構造

入口


 旭化成は我国最多の液化塩素タンク車を保有し、南九州の南延岡から本州各地に塩素を輸送していた。今回は同社のタム8500形のうち、標準的だったタイプを取り上げよう。

 タム8520は8522までの3両ロットとして昭和41年12月三菱で製作された。旭化成向けでは、前年製のタム8507〜8514の増備であった。

 設計比重は1.42・タンク容積は12.6mで、三菱製の標準値である。

 タンク体は高張力鋼製で、タンク寸法は直径1,500mm・長さは7,485mm、周囲には厚さ75mmのスタイロフォーム断熱材を用いた保冷キセがあった。
 台枠は通常の平形で、寸法は長さ8,500mm・BC間距離は5,200mm、ブレーキはKD254形空気+手、台車はTR41CからTR41Dに改造された。

 所有者は旭化成工業KK・常備駅は南延岡であった。平成6年12月に廃車となった。


■主要諸元
製造年   昭和41年12月
製造所   三菱
ガス定数  0.8
タンク容積 12.6m3
●上廻り
タンク形態 直円筒(S1)形
タンク材質 高張力鋼(HT55)
タンク板厚 胴板17・鏡板19mm
タンク直径
 1,500mm
タンク長さ 7,447mm
熱絶縁   厚さ75mmスタイロフォーム
●荷役方式
荷役方式  マンホール弁式
●下廻り
台枠形式   平形
長さ       8,500mm
BC間距離   5,200mm
留置ブレーキ 手
空気ブレーキ KD254形
台車      TR41C→TR41D形

タム8500形8520の写真

【写真367】 タム8500形8520 昭和50年8月3日 南延岡駅にて P:吉岡心平

この写真は吉岡写真CD−ROM第13巻に「P00737」として収録されています。


【第367週】070909R4BX3、071123R4B、121230諸元追加+R4C。