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タキ7500形7541

私有貨車

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タキ7450形
タキ7600形

 番号
解説

タキ7539
タキ7542

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特別編663
特別編665

積荷
●構造

入口


 先般、掲示板で濃硝酸タンク車への後天的キャノピー追加改造が話題となった。この改造は所有者では日石輸送と日産化学、形式ではタキ7500形とタキ10450形に見られる。改造理由は明確ではないが、熱分解生成物の亜硝酸を嫌う用途向けではないかと思われる。
 今回はキャノピー追加改造の中でも、大多数を占める日産化学所有のタキ7500形改造車を取り上げよう。

 タキ7541は昭和42年11月日立製で、7541〜7549の9両ロットの一員であった。日産化学のキャノピー追加改造は、タキ7532が昭和62年頃改造されたのを嚆矢とするが、本格化したのは

平成5年以降で、7又は8年迄にタキ7536,7538〜7549,7526,7527,7510の計17両(順序及び両数は推定)が改造されたようだ。

 キャノピー改造ではタンク体・荷役装置・台枠は従来のままで、タンク体周囲にタキ29100形に酷似したアルミ製キャノピーを追加した。頂部には前後に一箇所づつ通風口があるが、タキ7510だけは後位側の通風口が無く、代りに奇妙な庇が追加されている。

 所有者は日産化学工業KK・常備駅は速星であった。他車と同様に昭和49年8月に減トンを受けた。写真は奥野谷浜に運用中の姿である。


タキ7500形7541の写真

【写真1664】 タキ7500形7541 撮影日不明 神栖駅にて P:吉岡心平


【特別編664】060428作成R4A、070702R4A2、081009R4BY、100523R4B、130707R4C。