吉岡心平のマーク

タキ7750形57762初代

私有貨車

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タキ7700形
タキ7800形

 番号
[ロット表]

タキ47786

タキ57775

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特別編647
特別編649

積荷
●構造

入口


 坂口さんのリクエストにお答えして、鶴見曹達のタキ7750形をお届けする。

 57762初代は57761初代と共に昭和51年12月富士重で製作された。同社製の保安対策車ではTR225装備の最も標準的な形態である。

 設計比重は1.48・タンク容積は23.6mであった。
 タンク体は耐候性高張力鋼製で、内面は厚さ3mmのゴムライニングが施され、寸法は直径1,950mm・長さ8,990mmと保安対策車の標準値である。周囲は保温のため50mmグラスウールと薄鋼板からなるキセが設置されていた。

 荷役方式は空気圧による上出し方式で、液出管と空気管はS字管により車側に導かれている。なお仕切弁はダイヤフラム式でタンク上部に設置された。
 台枠は通常の平形で、長さは10,100mm・BC間距離は6,800mmであった。ブレーキはKD形空気+手、台車はTR225であった。

 所有者は鶴見曹達KK・常備駅は鶴見川口であった。昭和58年2月に貨物駅削減により同駅は廃止され浅野駅常備となったが、実態は専用線の接続駅名が変っただけである。昭和61年11月にいったん廃車となったが、車齢が若かったため、昭和63年2月に2両揃って廃車復活している。


タキ7750形57762の写真

【写真1648】 タキ7750形57762初代 昭和52年4月29日 塩浜操駅にて P:吉岡心平


【特別編648】060207作成R4A、070922R4A2、081001R4BY、100903作成R4B。