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タキ16500形16508 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
タキ16500形35トン積プロピレンオキサイド専用車は、時期により35系・17系、そして38系と製作当時の最新プラクティスで作られた点で、興味深い形式である。 タキ16508は一両一ロットとして昭和47年5月日立で製作された。初期のキセ付35系タンク車は日立製が主流で、本形式もその例外ではなく、トップから本車までを日立製が占めている。 設計比重は0.85・タンク容積は41.1m3で、タキ45000形石油類専用車とぴったり同じであった。 |
周囲に重装備のウレタン断熱材を施したためで、その厚さは150〜230mmに達していた。厚さが不均等なのは日射を考慮して、タンク本体とキセの中心を偏心させたためで、このような例は珍しい。 所有者は日本石油輸送KK・常備駅は東高島であった。平成元年3月に郡山駅に移動したがいずれも便宜置籍で、名古屋地区で運用されていたが、平成14年6月に姿を消した。 |
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【写真1643】 タキ16500形16508 昭和55年7月13日 東港駅にて P:吉岡心平