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タサ2400形2457

私有貨車

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タサ2300形
タサ2500形

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解説

タサ2453
タサ2459

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特別編633
特別編635

積荷
●構造

入口


 今回は、タサ2400形20トン積石油類専用車のうち、北海道向C重油輸送車として保温キセ付で製作されたバリエーションを紹介しよう。

 タサ2457は昭和35年3月帝国で2455〜2458からなる4両ロットの一員として誕生した。所有者は丸善で、同社と帝国車両との関係は切ってもきれないものがあった。

 タンク体は普通鋼製で、寸法は直径は1,868mm・長さ7,944mmであった。当初から寒地向として製作されたため、タンク周囲には厚さ100m

mのグラスウールと薄鋼板からなる保温キセがあり、内部には加熱管装置が設置されていた。また車端部の加熱管配管は、写真で判るように大型の凍結防止用のカバーに覆われていた。
 台枠は通常の平形で、長さは9,200mm・BC間距離は5,900mmであった。台車は落成時TR41Cだったが、BC間距離が6m未満だったため、第一次台車改造でTR41Dに改造された。

 所有者は丸善石油KK・常備駅は七重浜であった。昭和48年6月に塩釜埠頭駅常備となり、昭和56年10月に廃車となった。


●関連形式 タキ2100形12188 一年後に製作された30トン車で、このロットの大型化版。


タサ2400形2457の写真

【写真1634】 タサ2400形2457 昭和54年7月24日 塩釜埠頭駅にて P:吉岡心平


【特別編634】051202作成R4A、070701R4A2、080919R4BY、130407R4C。