タサ2400形2459 |
私有貨車 |
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番号 |
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●積荷 |
■入口 |
「石油類」と言っても中身は様々で、ディーゼル車用の軽油、ストーブに使う灯油から、ボイラーやセメント焼成に用いる重油まである。タンク車の分野では灯油・軽油はガソリン専用車で輸送するため、石油類専用車は重油が守備範囲なのだが、中には少数ながら潤滑油や冷凍機油などの高級油を輸送するための専用車があった。今回取り上げるタサ2400形は、潤滑油輸送用の例である。 タサ2459は昭和35年6月に川崎で製作され |
た。1ロット2両で僚車に2460がある。外観・構造は石油類タンク車として標準的で、タンク体はやや細身のようだ。変わった点としては、ドーム上のマンホール部に水分混入を防止するための雨除けカバーが設置されている。 所有者は歴世砿油KK・常備駅は関屋だった。特殊油種の輸送に広く使用され、川崎駅が貨物営業をしていた時代は、時おり姿を見せていたことを思い出す。昭和52年4月に廃車となった。 |
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■主要諸元 製造年 昭和35年6月 製造所 川崎 設計比重 0.8 タンク容積 25.0m3 ●上廻り タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付 |
タンク材質 普通鋼 タンク板厚 胴板9・鏡板12mm タンク直径 1,890mm タンク長さ 9,100mm ●荷役方式 荷役方式 上入れ下出し式 |
●下廻り 台枠形式 平形 長さ 9,700mm BC間距離 6,400mm 留置ブレーキ 手 空気ブレーキ KD254形 台車 TR41C形 |
【写真1091の1】 タサ2400形2459 昭和50年7月20日 塩浜操駅にて P:吉岡心平
【写真1091の2】 タサ2400形2459 昭和50年7月20日 塩浜操駅にて P:吉岡心平