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タ600形764 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
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●積荷 |
■入口 |
タ600形は、昭和3年の大改番で10トン積の石油タンク車を纏めた形式だが、今回はその中でも多数を占めたグループを紹介する。 タ764は、ア2266M44形2314として明治40年新潟で製作された。同形式は南北石油が明治40〜41年に2社で一挙に100両製作したもので、当時は米国のように所有者毎に番号を付与したため、南北石油の油49として生を受けている。 設計比重は0.88・タンク容積は11.3m3であった。メーカーは新潟だが、この頃同社が製作していた他社向のタンク車と外観は異なり、むしろ海外の設計に類似していた点が注目される。 |
台枠は長さ5,791mm(19フィート)、軸距3,353mm(11フィート)で、大正12年に螺旋・連鎖連結器から自連に改造された際に改造を受けた。走り装置はシュー式であった。 落成時の所有者は南北石油で、明治42年2月に国油共同販売所となり、記号番号も同社コ220となった。販売カルテル解消で明治43年10月には寶田石油KK所有となり、明治44年9月の称号改正でア2266M44形2314となった。 |
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【特別編582】050429作成R4A、070726R4A2、081224R4BY。 |
【写真1582】 タ600形764 P:吉岡心平所蔵
写真は昭和30年代に、造機車両で更新修繕を受けた際のもの。