吉岡心平のマーク

タキ400形413

私有貨車

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タキ300形
タキ450形

 番号
ロット表

タキ412
タキ414

 ページ
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特別編460
特別編462

積荷
●構造

入口


 タキ400形は、我国初の液状カセイソーダの輸送用車として、戦前に13両が製作された。戦後の量産車はタキ1400形に移行したが、珍奇な車両はタキ400形の続番に類別された。こうして誕生したのがタキ413〜417である。

 タキ413は昭和24年8月川崎製で、1ロット1両であった。同社では一年前に同一所有者向にタキ1400〜02を製作しており、その増備車に当たるが、台車としてTR41の代わりにTR24を用いたため、タキ400形に類別されたようだ。

 外観・構造では、当時の川崎製タンク車の通例として.直径は2,050mmと太い。長さは7,200mmで、ちなみにこの値は同社製のタキ1400〜07と全く同一である。

 一方、台枠の長さは8,700mm・BC間距離は5,300mmで、タキ1400形と比較すればBC間が200mm短縮されたにも拘らず、台枠は300mm延長されたた。これは装備したTR24台車の軸距が1,900mmと、TR41より250mm長いのを補正したために他ならない。

 所有者は大日本紡績KK・常備駅は西大垣であった。昭和31年8月新潟でゴムライニング付に改造され、新形式タキ450形450となった。これは改造に際し、荷重が28トンに制限されたためだが、その理由は良く判らない。改造後は昭和39年7月のニチボーKKへの社名変更、昭和41年10月の新日化産業KKへの移籍を経て、昭和45年5月には浜五井駅に常備駅変更され、昭和48年1月に廃車となった。


【特別編461】040126作成R4、040128リンク追加、050411R4A、060421リンク追加、070610R4A2、090329
R4BY。

タキ400形413の写真

【写真1461】 タキ400形413 P:吉岡心平所蔵