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タム5800形5813 |
私有貨車 |
○ |
形式 |
番号 |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
タム5800形は15トン積液化アンモニア専用車で、昭和29〜36年に19両が製作された。弊サイトでは既にタム5816を紹介したが、今回はメーカー違いのロットを取り上げる。 タム5813と14は2両ロットとして、昭和35年8月と9月に一両づつ製作された。メーカーは川崎・ユーザーは日産化学で、川崎製のタム5800形はこの2両が唯一の存在である。日産化学では同時にタサ4100形を15両日立で製作しているので、誕生の裏には何か曰くがありそうだ。 |
タンク材質はボイラー用鋼板で、周囲には保冷用の熱絶縁があり、荷役装置はマンホール弁方式と、当時の高圧ガスタンク車としてはまったく標準的な構造であった。 落成時の所有者は日産化学工業KK・常備駅は速星であった。社紋板のサイズが異様に小さいのも奇妙である。その後西長岡駅に異動したが、昭和47年7月に速星駅に戻った。昭和48年1月に日本陸運産業KK・越中島駅常備となったが、昭和51年10月に廃車となった。 |
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■主要諸元 製造年 昭和35年8月 製造所 川崎 ガス定数 0.61 タンク容積 28.5m3 ●上廻り タンク形態 直円筒(S1)形 |
タンク材質 ボイラー用鋼板(SB42) タンク板厚 胴板22・鏡板28mm タンク直径 1,860mm タンク長さ 10,800mm 熱絶縁 あり ●荷役方式 荷役方式 マンホール弁付 |
●下廻り 台枠形式 平形 長さ 12,000mm BC間距離 8,700mm 留置ブレーキ 手 空気ブレーキ KE305形 台車 TR41C形 |
【写真1392】 タム5800形5813 昭和49年7月21日 大館駅にて P:吉岡心平