吉岡心平のマーク

タキ3000形33050

私有貨車

 形式
索引

タキ2800形
タキ3500形

 番号
[ロット表]

タキ33031
タキ33081

 ページ
索引

特別編334
特別編336

積荷
●構造

入口


 石川さんからのリクエストで、丸善海運のタンク車をお届けする。

 タキ3000形33050は昭和38年10月に富士車両で製作された。同形式では初の富士車製で、量産が前提のタキ3000形では珍しく、1ロット1両だったので、試作的要素があったのだろう。
 外観・構造は、「丸善」の多数派である帝国車両製とよく似ており、これと言った特徴は見られない。データでは、タンク直径2,050mm・長さ11,970mmとあるが、長さは間違いで、実際はこ

れより長いようだ。
 台枠長さは13,500mm・BC間距離は10,000mmで、本形式では標準的な値である。

 落成時の所有者は丸善海運KK・常備駅は浜五井であった。昭和41年10月には丸善石油KKに名義変更されたが、写真のように標記はそのまま残されている。昭和49年4月に本八戸駅常備となり、昭和61年5月に日本石油輸送KK所有・浜五井駅常備に異動した。比較的長命だったが、平成14年3月に廃車となった。


●関連形式 タキ3000形23412 丸善海運KKの直前ロット、昭和37年8月帝国車両製。


■主要諸元
製造年   昭和38年10月
製造所   富士車両
設計比重 0.73
タンク容積 41.3m3
●上廻り
タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付
タンク材質 普通鋼
タンク板厚 胴板9・鏡板12mm
タンク直径 2,050mm
タンク長さ 11,970mm

●荷役方式
荷役方式 上入れ下出し式
●下廻り
台枠形式   平形
長さ      13,500mm
留置ブレーキ 手
空気ブレーキ KD254形
台車      TR41C形

タキ3000形33050の写真

【写真1335の1】 タキ3000形33050 昭和59年12月23日 村田駅にて P:吉岡心平

タキ3000形33050の社紋の写真

【写真1335の2】 タキ3000形33050の社紋 昭和59年12月23日 村田駅にて P:吉岡心平


【特別編335】030120作成、040302R4、050330R4A、070629R4A2、090223R4BY、110723R4B、130812諸元追加+R4C。