吉岡心平のマーク

タム400形1666

私有貨車

 形式
索引

タム300形
タム500形

 番号
[ロット表]

タム1619
タム1690

 ページ
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特別編335
特別編337

積荷
●構造

入口


 田村さんからのリクエストで、同和鉱業のタンク車をお届けする。

 同社は小坂と片上に自社鉄道を持っていたことで有名だった。ところが前者は軽便時代が長く、後者は精錬所が別置だったため、私有貨車を保有したのは比較的新しく、昭和26年のタム400形1590が第一号である。後年には更に若番車も存在したが、これらは他社、例えば倉敷レーヨンや東亜合成からの譲渡車であった。常備駅は大館だったので、軽便線からの積替輸送用として製造されたものと推定される。

 今回紹介するタム1666は、タム1590の増備として昭和31年7月に造機で製作されたもので、同時に1669までの4両が製作された。
 外観・構造は、当時の造機製タム400形として標準的なスタイルで、細く長いタンク体が特徴であった。走り装置は一段リンクから、ヨンサントウで2段リンク化されている。

 所有者は同和鉱業KK・常備駅は大館であった。昭和37年11月に常備駅は小坂に異動した。昭和43年4月に他のタムと共に南岡山駅に移った後、いつしか廃車となった。


タム400形1666の写真

【写真1336】 タム400形1666 昭和47年11月4日 南岡山駅にて P:堀井純一

【堀井さんから貴重な写真を提供して頂きました】


【特別編336】030123作成、040521R4、050307R4A、070629R4A2、081219R4BY、101109R4B、131009R4C。