タム20500形20547 |
私有貨車 |
○ |
形式 |
番号 |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
久々に自宅を家捜ししたら、高校生の頃のネガが出てきた。一年生の冬に北海道にカマ撮りに行った時の写真である。これでも人並みにC62ニセコやD52を堪能したのだが、貨車の写真は雪と氷の影響で、まともに見えるものは少ない。 タム20500形はヨンサントウで、タム500形の中の一段リンク車を改番して出来た形式である。このため外観・構造は、車体中央に黄帯を巻いた事を除きタム500形時代と同一だ。 写真のタム20547はタム547として、昭和12年8月新潟で製作された。日ソ石油KK向に製作された545〜49の5両ロットの一員で、同社は戦前にソ連からの石油輸入を目論んだ破天荒な会 |
社であった。常備駅は新興で、昭和13年10月に会社名は共栄石油KKと変った。その後は石油製品の販売統制により、所有者は昭和16年4月に石油共販KK、昭和17年7月に石油配給統制KKと変り、戦後は石油配給KK所有の連合軍専用車を最後に、昭和24年12月に出光興産KK所有・船川港駅常備となった。その後、常備駅は本輪西に移動し、ヨンサントウを控えた昭和43年8月にタム20500形に形式変更された訳である。 |
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●関連形式 タム3200形3201 同一ロットのタム549の写真を掲載。 |
【写真1317】 タム20500形20547 昭和47年2月22日 千歳駅にて P:吉岡心平