吉岡心平のマーク

タム20500形20501

私有貨車

 形式
索引

タム20400形
タム20800形

 番号
[ロット表]


タム20547

 ページ
索引

特別編1205
特別編1207

積荷
●構造

入口


 タム20501はヨンサントウ改正での貨物列車スピードアップで不適格となったタム500形501を昭和43年8月に改番した車両である。

 昭和6年にタム500形が登場した時、当時の貨車ファン(が居ればだが・・)は目を見張ったに違いない。ガソリン専用車では20トン積3〜4軸のタサが主体だった当時、15トン積なのに2軸車なのは極限設計に近い大型車であった。

 タム500と501は昭和6年10月汽車東京製で

鋲接のタンク体をトラに似た大型台枠に載せたものであった。ちなみに三菱で競作されたタム502は、全溶接構造のタンク体を初めて採用した車両として有名である。
 なお写真のタンク体は溶接構造だが、これは後天的なタンク体更新で載せ変えたものである。

 所有者は三菱石油KK・常備駅は扇町であった。昭和32年11月の常備駅変更で北海道の手宮駅に移ってからは道内で使用され、タム20501への改番を経て昭和46年7月に廃車となった。


タム20500形20501の写真

【写真2206】 タム20500形20501 昭和45年8月23日 名寄駅にて P:堀井純一

【堀井さんから貴重な写真を提供して頂きました】


【特別編1206】100731作成R4B、130719R4C。