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タム3200形3201 |
私有貨車 |
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形式 |
番号 |
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ページ |
●積荷 |
■入口 |
敗戦後、私有貨車の増備が復活するのは昭和23年後半になってからだが、昭和25年頃までは戦災復旧車と呼ばれる車両達が大半を占めていた。今回取り上げるタム3201もその一例だが、台枠でなくタンク体を再利用した点は、戦災復旧車の中でも、いささか珍しい例である。 タム3201は昭和24年8月関東車両で製作された。戦災タンク車のタンク体をサルベージし、得体の知れない台枠に搭載した戦災復旧車である。
タンク体は実容積とその特徴ある形態から、昭和10〜12年新潟製のタム500形と判別される。比較のため、写真2に昭和12年8月新潟製のタム549を掲載しておこう。 |
ている。なおタム551の台枠は、タム200形278に引き継がれ、巡りめぐってタム5600形5601に化けたことを付記しておこう。 落成時の所有者は三油興業KK・常備駅は東室蘭であった。昭和26年2月、タール製品取扱業協同組合に移籍し西八幡駅常備となり、昭和34年3月にはすぐ隣の上戸畑駅に異動した。昭和42年4月、共立産業商事KKに移籍し、常備駅は再び東室蘭に戻った。ヨンサントウを回避するためと思いきや、無事2段リンク改造を受けている。昭和49年3月に廃車となった。このため写真の撮影時には、既に除籍されていたことになる。 |
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ロット | 番号 | 製造年 | 製造所 | 落成時の所有者 |
1 | 3200 | S2405 | 不明 | 日本陸運産業KK |
2 | 3201 | S2408 | 関東車両 | 三油興業KK |
3 | 3202 | S2404 | 東洋レーヨン | 安宅産業KK |
4 | 3203,3204 | S2503 | 東洋レーヨン | タール製品取扱業協同組合 |
【写真1176の1】 タム3200形3201 昭和49年7月26日 東室蘭駅にて P:吉岡心平
【写真1176の2】 タム500形549 昭和49年7月28日 函館駅にて P:吉岡心平