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タキ9900形19921 |
私有貨車 |
○ |
形式 |
番号 |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
佐々木さんのリクエストは、亜細亜石油KK所有のタキ9900形だ。 最初に、亜細亜石油KK(T)の生い立ちについて解説しておこう。同社は日本交通KKが自動車燃料の自己調達を目的に、昭和27年設立した会社である。昭和28年に営業を開始し、翌29年からアウルガソリンの販売をスタートした。私有貨車としては昭和31年3月に車籍編入されたタム500形2834が第一号車であった。 |
形は、亜細亜石油KK(U)時代に製作された5ロット36両である。 写真のタキ19921は、昭和38年12月日車本店製で、当時同社が製作したタキ9900形としては標準的な外観・構造で、どこにも変わった点は見当たらない。 所有者は亜細亜石油KK・常備駅は新興であった。所有者は昭和39年12月にアジア石油KK、昭和41年8月に共同石油KKと変遷したが、常備駅は一貫して新興であった。大黒町にあった製油所からのタンカートレインが、産業道路を横切って新興駅に到着する姿も、今は昔の思い出である。昭和61年4月に廃車となった。 |
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■主要諸元 製造年 昭和38年12月 製造所 日車本店 設計比重 0.73 タンク容積 48.0m3 ●上廻り タンク形態 魚腹(F5s)形ドーム付 |
タンク材質 普通鋼 タンク板厚 胴板9・鏡板12mm タンク内面 ザップコート塗装 タンク両端直径 2,050mm タンク中央直径 2,500mm タンク長さ 11,720mm ●荷役方式 荷役方式 上入れ上出し式 |
●下廻り 台枠形式 フレームレス構造 台枠長さ 12,520mm BC間距離 9,220mm 留置ブレーキ 手 空気ブレーキ KD254形 台車 TR41C形 |
【写真1257】 タキ9900形19921 P:吉岡心平所蔵