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タキ19000形19150 |
私有貨車 |
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●積荷 |
■入口 |
今回はタキ19000形40トン積セメント専用車のうち、住友セメント所有のロットを取り上げる。 タキ19000形は、川崎製のタキ1900形に対抗して日立が開発した車両で、昭和42〜46年に186両が製作された。 タキ19150は、タキ19146〜55からなる10両ロットの一員として、昭和45年3月日立で製作された。住友セメントは一貫して川崎製のセメント専用車を愛用し、当時もタキ1900形を65両発注していた。そこにこのロットか出現したから、当時の貨車ファンは驚いたものだ。ちなみに、同社の日立製セメントタンク車は、合併で他社から引き継いだもの以外はこの10両が唯一である。 |
さて異端車登場の種明かしだが、調べた結果、川崎の製造ラインが繁忙で、生産が間に合わなかったことが原因のようだ。 所有者は住友セメントKK・常備駅は四ツ倉であった。四ツ倉工場の廃止により、昭和59年7月に大越に異動したが、異端車として使い難かったらしく、昭和61年11月に廃車となった。 |
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【写真1247】 タキ19000形19150 昭和58年12月11日 隅田川駅にて P:吉岡心平