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タキ7750形17795 |
私有貨車 |
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番号 |
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●積荷 |
■入口 |
川崎にお住まいの金屋さんのリクエストは、鐘淵化学のタキ7750形である。その昔、地元の貨物列車で良くご覧になっていたとのことだ。 タキ17795は94と共に昭和45年5月日車支店で製作された。なお27758,59も同時に川崎で競作された車両だが、たまたま他社所有車が間に挟まったため番号が飛んでいる。 |
外観・構造はこの時期の日車製として標準的なもので、カマボコ形のキセと高い位置にまとまったタンク踏板が特徴である。細かい諸元を云々すより、「呉羽や東亜合成の車両と同型機」と言った方が、ファンには通りが良いかもしれない。台車は写真ではTR41Cだが、後に第二次台車改造でコイルバネのTR41DSに改造された。 所有者は鐘淵化学工業KK・常備駅は高砂港であった。写真は加古川駅での撮影で、松尾寺にカセイソーダを輸送中の姿である。生涯所有者・常備駅は変らず、昭和61年10月に廃車となった。 |
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●参考文献 私有貨車セミナー第153回(レイルマガジン273号掲載)。 |
■主要諸元 製造年 昭和45年5月 製造所 日車支店 設計比重 1.48 タンク容積 23.6m3 ●上廻り タンク形態 直円筒(S1)形ドームレス |
タンク材質 耐候性高張力鋼 タンク内面 厚さ3mmゴム タンク板厚 胴板6・鏡板8mm タンク直径 1,950mm タンク長さ 8,580mm 保温設備 グラスウール厚さ50mm ●荷役方式 荷役方式 上入れ上出し式S字管付 |
●下廻り 台枠形式 平形 長さ 9,400mm BC間距離 6,400mm 留置ブレーキ 両側 空気ブレーキ KSD203−254形積空 台車 TR41C→TR41DS形 (第二次台車改造) |
【写真1248】 タキ7750形17795 昭和50年10月5日 加古川駅にて P:吉岡心平