|
タキ18600形118613 |
私有貨車 |
○ |
形式 |
番号 |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
日産化学はわが国液安タンク車ユーザーの雄であり、タキ18600形はその最後を飾る形式として18640〜44、18678〜89、そして118612〜14の3ロット20両を保有した。 タキ18600形は25トン積液化アンモニア専用車で、昭和45〜57年に128両が製作された。当時、液安の25トン車としてはタキ4100二代形が既にあったが、別形式とされたのはタキ25000形LPガス専用車で導入された新機軸を取り入れ、設計が大きく変化したためである。更に本形式は国鉄主導による標準設計の対象となったため、構造・寸法はメーカーによる差異がなく、メーカーの特徴はキセなどの細部に見られるだけだ。 タキ118613は昭和55年6月に富士重で製作された。 |
タンク材質は高張力鋼(HT60)で、板厚は胴板13mm・鏡板14mmである。タンク寸法は直径1,960mm×長さ15,890mmで、周囲には保冷用の厚さ75mmグラスウール断熱材と薄鋼板製のキセが設置されていた。法規制によりタンク塗色は白である。 所有者は日産化学工業KK・常備駅は速星であった。写真は新興の日東化学に運用された際のものである。平成13年9月に廃車となった。 |
|
|
■主要諸元 製造年 昭和55年6月 製造所 富士重 ガス定数 1.86 タンク容積 46.8m3 ●上廻り タンク形態 直円筒(S1)形 |
タンク材質 高張力鋼(HT60) タンク板厚 胴板13mm・鏡板14mm タンク直径 1,960mm タンク長さ 15,890mm 断熱設備 厚さ75mmグラスウール ●荷役方式 荷役方式 マンホール弁式 |
●下廻り 台枠形式 平形 台枠長さ 16,900mm BC間距離 13,600mm 留置ブレーキ 手 空気ブレーキ KC203形 台車 TR216B形 |
【写真1234】 タキ18600形118613 昭和61年3月2日 新興駅にて P:吉岡心平