吉岡心平のマーク

タキ12500形12501

私有貨車

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タキ12400形
タキ13600形

 番号
ロット表


タキ12503

 ページ
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第439週
第441週

積荷
●構造

入口


 タキ12501は昭和44年2月日車支店で、タサ1700形4732を改造した31トン積塩酸専用車で、同時に12502がタサ4723から誕生した。種車は共に日車支店の製造で、前者は昭和31、後者が昭和32年製である。

 タサ1700形ガソリンタンク車の化成品転用車の一員で、塩酸専用車としてはタキ5000形への改造に続くものだが、端数トン数制度を活用して荷重を31トンとすることで、タンク体の切断を回避した点が特徴である。

 最近の調査では、本形式は塩酸だけではなくゴムライニングを要する他の積荷も積載することを予定していたようで、本車と12502は 初めからポリ塩化アルミニウム(PAC)の輸送を目的としていたようだ。

 所有者は日本石油輸送KK・常備駅は秋田港だが、昭和46年8月には中島埠頭となった。いずれにせよ便宜置籍で、東北東ソーのPACを輸送していた。写真は越中島駅を来訪した際のもの。昭和55年6月に廃車となった。


■主要諸元
改造年   昭和44年2月
改造所   日車支店
ガス定数   1.11
タンク容積  27.9m3
●上廻り
タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付
タンク材質 普通鋼
タンク内面 厚さ4mmゴムライニング
タンク板厚 胴板9・鏡板12mm
タンク直径 1,870mm
タンク長さ  10,500mm
●荷役方式
荷役方式  上入れ上出し式
●下廻り
台枠形式   平形
長さ       11,200mm
BC間距離   7,900mm
留置ブレーキ 手
空気ブレーキ KD254×300
台車       TR41C

タキ12500形のロット表

ロット 番号 製造年 製造所 旧形式 旧番号 落成時の所有者
12500 S4309 日車支店▲ タサ1700 2895 日本石油輸送KK
12501 S4402 日車支店▲ タサ1700 4732 日本石油輸送KK
12502 S4407 日車支店▲ タサ1700 4723〜4725 日本石油輸送KK
12503
12504
12505 S4503 日車支店▲ タサ1700 2966 日本石油輸送KK
12506 S4506 日車支店▲ タサ1700 4861 日本石油輸送KK
12507,12508 S4508〜4509 日車支店▲ タサ1700 2950,2957 日本石油輸送KK

タキ12500形12501の写真

【写真440】 タキ12500形12501 昭和49年3月5日 越中島駅にて P:吉岡心平

この写真は吉岡写真CD−ROM第6巻に「P00333」として収録されています。


【第440週】090201R4B。