吉岡心平のマーク

タキ12500形12505

私有貨車

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タキ12400形
タキ13600形

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ロット表

タキ12504

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特別編816
特別編818

積荷
●構造

入口


 タキ12500形はタサ1700形の転用改造シリーズの一員で、31トン積の塩酸専用車である。

 タキ12505は昭和45年3月日車支店でタサ1700形2966から改造された。一ロット一両であった。

 本形式の中で、昭和44年改造のタキ12504以前は、タンク受台が種車時代の帯金方式であったが、昭和45年以降に改造されたタキ12505(本車)以降は、タキ35000形などと同じ押え金方式を採用した。たったこれだけの相違だが、写真からは大分モダンになった印象を受ける。

 設計比重は1.11と低く、アミノ酸への転用を考慮していたようだ。
 タンク体・台枠は種車のままで、タンク内面には厚さ4mmのゴムライニングを追加した。
 荷役装置は従来の吐出管を撤去し、空気圧による上出し方式に変更しているた。
 台車はTR41Cだったが、第二次台車改造でTR41DSに改造された。

 改造時の所有者は日本石油輸送KK・常備駅は秋田港から昭和46年8月に中島埠頭と変った。本車は東北東ソーのポリ塩化アルミニウム輸送に使用されていたが、平成5年9月に廃車となった。


タキ12500形12505の写真

【写真1817】 タキ12500形12505 昭和62年5月4日 岩沼駅にて P:吉岡心平


【特別編817】071019作成R4B。