タキ3700形3701 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
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ページ |
●積荷 |
■入口 |
タキ3701は昭和30年2月三菱製で、一月前に同社が製作したトップとは別ロットの扱いである。 強度の弱い純アルミ製タンク体の構造改善は、戦後長足の進歩を遂げ、中でも三菱はタム100二代形の缶体更新を通じて、さまざまな新機軸を打ち出した。我々がアルミタンク車の特徴として思い浮かべる大型で数を増やしたタンク受台や、外観では判らないが皿型となった並除板などは、同社の発案とされている。 |
はなく酢酸タンク車である本形式がその第一号となった。本家本元の濃硝酸は余剰のタムを大量に抱えていたのが原因だろう。なお昭和51年10月に荷役時の臭気防止のため、荷役装置が改造されている。 落成時の所有者は大日本セルロイドKK・常備駅は新井であった。その後社名はダイセルKK→ダイセル化学工業と変遷したが、常備駅は一生を通じて同じである。平成19年度末で在籍しているタキ3700形7両の一両なのだが、さて実態は・・ |
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■主要諸元 製造年 昭和30年1月 製造所 三菱 設計比重 1.07 タンク容積 28.5m3 ●上廻り タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付 |
タンク材質 純アルミ タンク板厚 胴板13・鏡板16mm タンク直径 1,885mm タンク長さ 10,500mm ●荷役方式 荷役方式 上入れ上出し式S字管付 |
●下廻り 台枠形式 平形 長さ 11,200mm BC間距離 7,800mm 留置ブレーキ 手 空気ブレーキ KD254形 台車 TR41A形 |
【写真439】 タキ3700形3701 昭和50年2月13日 塩浜操駅にて P:吉岡心平
この写真は吉岡写真CD−ROM第4巻に「P00201」として収録されています。