吉岡心平のマーク

タキ2600形22688

私有貨車

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タキ2550形
タキ2700形

 番号
[ロット表]

タキ22666
タキ22693

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第367週
第369週

積荷
●構造

入口


 渋川と言えば関東電化を思い出す。駅の脇にあったヤードには、何時も多数のカセイソーダタンク車が停まっていた。

 今回はその中から、キセ付タンク体なのにドラムカンドームを持つ、奇妙なタキ2600形を取り上げる。

 タキ22688は昭和36年6月富士重製で、タキ22684〜22688の5両ロットに属し、一年前に製作された22614〜22619の増備であった。

 外観は富士重製らしく端ったもので、設計比重は1.45・タンク容積は20.7mであった。

 タンク体は普通鋼製で内面は厚さ4mmのゴムライニングが施されているが、ドーム頂板はステンレス製としてライニング処理を省略したためドラムカン形となった。寸法は直径1,842mm・長さ8,108mmで、周囲には厚さ50mmのグラスウール断熱材からなる保温キセを装備していた。
 台枠以下は平形で、長さ8,900mm・BC間距離5,600mmであった。ブレーキはKD254形空気+手、台車はTR41Cから第一次改造でTR41Dとなった。

 所有者は関東電化工業KK・常備駅は渋川で、車歴上は一生変わることがなく、平成8年8月に廃車となった。


●同一所有者  タキ2600形22616 関東電化工業KKの前ロット、S3506富士重製。


■主要諸元
製造年   昭和35年6月
製造所   富士重
設計比重 1.45
タンク容積 20.7m3

●上廻り
タンク形態 直円筒(S1)ドーム付
タンク材質 普通鋼
タンク板厚 胴板9・鏡板12mm
タンク内面処理 厚さ3mmゴム
タンク直径 1,842mm
タンク長さ  8,108mm
熱絶縁   厚さ50mmグラスウール
●荷役方式
荷役方式 上入れ上出し式S字管付
●下廻り
台枠形式   平形
長さ       8,900mm
BC間距離   5,600mm
留置ブレーキ 手
空気ブレーキ KD254形
台車      TR41C→TR41D形
         (第一次台車改造)

タキ2600形22688の写真

【写真368】 タキ2600形22688 昭和51年8月7日 渋川駅にて P:吉岡心平

この写真は吉岡写真CD−ROM第29巻に「P01693」として収録されています。


【第368週】070916R4BX3、071026本文修正+R4B、130828R4C、131115諸元追加。