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タキ5000形5038 |
私有貨車 |
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番号 |
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●積荷 |
■入口 |
今回は独特のマークで人気のあった十全化学KKのタンク車を取り上げよう。同社はタム5000形や本形式などの塩酸タンク車を保有し、富山駅の裏にあった奥田貨物駅から、隅田川や越中島などに塩酸をタンク車で輸送していた。 タキ5038は5039と共に昭和43年2月富士重で製作された。実際には半年前に同一メーカー・ユーザーで製作されたタキ5037と3両が同一のロットである。 外観・構造は当時の富士重製の標準で、タンク体が太いため、ずんぐりしたスタイルが特徴だ。 |
タンク体は普通鋼製で内面は厚さ4.5mmのゴムでライニングされ、寸法は直径2,050mm・長さ8,174(外寸)mmと太く短い。ドームは塩酸タンク車に特徴的なフランジ構造で、配管・弁装置はドーム頂板に集結されている。 所有者は十全化学KK・常備駅は奥田であった。ヤード系輸送が廃止された昭和59年2月に廃車となった。 |
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■主要諸元 製造年 昭和43年2月 製造所 富士重 設計比重 1.18 タンク容積 25.4m3 ●上廻り タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付 |
タンク材質 普通鋼 タンク内面 ゴム厚さ4.5mm タンク板厚 胴板9・鏡板12mm タンク直径 2,041mm タンク長さ 8,174mm ●荷役方式 荷役方式 上入れ上出し式 |
●下廻り 台枠形式 平形 長さ 8,800mm BC間距離 5,500mm 留置ブレーキ 手 空気ブレーキ KD254形 台車 TR41C→TR41D形 |
【写真366】 タキ5000形5038 昭和49年10月6日 隅田川駅にて P:吉岡心平
この写真は吉岡写真CD−ROM第16巻に「P00924」として収録されています。