吉岡心平のマーク

タキ9800形19846

私有貨車

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タキ9750形
タキ9900形

 番号
解説

タキ19800
タキ19864

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第364週
第366週

●積荷
構造

入口


 富士重工製のタキ9800形としては既にタキ9842を紹介したが、同車はドームの小さい変形車だったので、今回は標準的なクルマを取り上げる。

 タキ19846は昭和39年5月富士重製で、タキ19485〜19489の5両ロットとして誕生し、日車本店製のタキ19842〜19844と競作された。

 設計比重は0.85・タンク容積は41.2mで、本形式の標準値である。
 富士重製の外観・構造は日車製に類似し、ドームもたまねぎ形だが、タンク長さは僅かに長い。

 魚腹形のタンク体は普通鋼製で、タンク寸法は両端直径2,050mm・中央直径2,500mm・長さは10,490mmで、内部には加熱管12本を装備していた。
 台枠はフレームレス構造で、寸法は長さ11,220mm・BC間距離は7,920mm、ブレーキはKD254形空気+手、台車はTR41Cであった。

 所有者はシェル石油KK・常備駅は塩浜であった。写真の社紋板は昔のタイプで、後にステッカーに変更された際にデザインが変わった。昭和54年2月に九州の西戸崎駅常備となり、そのまま昭和55年7月に廃車となった。


タキ9800形19846の写真

【写真365】 タキ9800形19846 昭和49年5月29日 笠寺駅にて P:吉岡心平

この写真は吉岡写真CD−ROM第7巻に「P00408」として収録されています。


【第365週】070826R4BX3、080127R4B。