吉岡心平のマーク

ホキ3500形3623

私有貨車

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ホキ3100形
▼ホキ4050形

 番号
[ロット表]

ホキ3613
ホキ3720

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第356週
第358週

積荷
●構造

入口


 ホキ3623はホキ1初代形のホキ1028初代として昭和32年7月新潟で製作された。ホキ1020初代〜1039初代からなる20両ロットである。

 ホキ3500形の特徴の一つに、番号と所有者が入り乱れている点がある。これはダム建設のためのセメントばら積み輸送として電源開発所有で製作後、建設完了後にセメント会社に払い下げられためである。

 設計比重は1.25・ホッパ容積は24.0mで、電発所有車の標準値であった。
 車体は普通鋼を溶接で箱型に組立てたシンプルなもので、昭和29年製に見られた車体側面に突

起していた冷却用放熱フィン(所謂ユタンポ)は省略された。
 積込口は円形のものが3個づつ2列に配置され、荷卸し方法は自重落下方式であった。
 台枠はホッパ部分を逃げるため中梁省略形で、寸法は長さ8,800mm・BC間距離は5,800mm、ブレーキはKD254×300形空気+手、台車はTR41Cである。

 落成時の所有者は電源開発KK・常備駅は東新潟港であった。20両ロットのうち本車を含む10両は昭和35年12月に敦賀セメントKKに移籍し、敦賀港駅常備となった。その後は安治川口などに運用され、昭和56年12月に廃車となった。


ホキ3500形3623の写真

【写真0357】 ホキ3500形3623 昭和50年10月6日 安治川口駅にて P:吉岡心平

この写真は吉岡写真CD−ROM第23巻に「P01363」として収録されています。


【第357週】070701作成R4A2、090211R4BY、140109R4C。