吉岡心平のマーク

タキ21000形21004

私有貨車

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タキ20800形
タキ21200形

 番号
ロット表


タキ21013

 ページ
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第352週
第354週

●積荷
●構造

入口


 タキ21000形は39トン積のドロマイト専用タンク車で、昭和46〜48年に4ロット23両が製作された。メーカーは全て川崎で、外観・構造は共にタキ1900形の弟分と言って良いだろう。

 タキ21004は昭和46年7月川崎製で、本形式の初ロットであるタキ21000〜21009の一員である。

 設計比重は1.6・タンク容積は24.3mだが、実際のタンク体は空容積を大きく取り、セメント専用車と同寸とした。
 タンク体は粉体輸送車の標準たるFK2形異径胴で、材質は普通鋼であった。タンク寸法は両端

直径2,200mm・長さ9,050mmで、タキ1900形の標準設計車に準じている。
 積込口は円形が5個並んでいるが間隔は不均等で、一部は通気口と思われる。荷役装置は空気操作によるエアスライドであった。
 台枠はタキ1900形と同じ中梁省略形で、長さは10,000mm・BC間距離は6,700mmであった。ブレーキはKSD254−305×200形積空+手、台車はTR41Cであった。

 所有者は日鉄鉱業KK・常備駅は椎津で、日本板硝子向のドロマイト輸送に充当されたようである。昭和58年6月、同社が所有した本形式13両は、全車一斉に廃車となった。


●同一専用種別 ホキ5400形5409 先輩形式で昭和36年川崎製の35トン積ホッパ車。


タキ21000形のロット表

ロット 番号 製造年 製造所 落成時の所有者
21000〜21009 S4604〜4608 川崎 日鉄鉱業KK
21010〜21015 S4703 川崎 旭硝子KK
21016〜21019 S4809 川崎 旭硝子KK
21020〜21022 S4809 川崎 日鉄鉱業KK

タキ21000形21004の写真

【写真353】 タキ21000形21004 昭和49年6月 村田駅にて P:吉岡心平

この写真は吉岡写真CD−ROM第5巻に「P00269」として収録されています。


【第353週】070603作成R4A2、071111ロット表R3、090210R4BY、100507R4B。