|
タム4000形4057 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
今回は戦後の混乱期にタンク車を製作したメーカーの中から、日本鋼管の作例を紹介しよう。 タム4057は4056と共に昭和25年8月日本鋼管で製作された。半年前に同社が製作したタム4037の増備である。 外観・構造は他社製のタンク車と同じ・・・筈なのだが、全体にバランスが悪く、奇妙な印象を受ける。タンク鏡板も胴板より一回り小さく、無理やり取り付けた様に見えるのは気のせいだろうか。 設計比重は0.83だが、タンク容積は17.4m3と小さい。 |
タンク体は普通鋼製で寸法は直径1,880mm・長さ6,550mmであった。ドームはドラムカンタイプである。 落成時の所有者はゼネラル物産KK・常備駅は浜安善であった。昭和32年11月に名電築港、昭和40年お月に浮島町に移動した。昭和42年3月にはゼネラル石油KKに社名変更され、昭和52年7月に廃車となった。 |
|
|
■主要諸元 製造年 昭和25年8月 製造所 日本鋼管 設計比重 0.83 タンク容積 17.4m3 ●上廻り タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付 |
タンク材質 普通鋼 タンク板厚 胴板10mm・鏡板12mm タンク直径 1,880mm タンク長さ 6,650mm ●荷役方式 荷役方式 上入れ下出し式 |
●下廻り 台枠形式 平形 長さ 7,030mm 軸距 3,900mm 留置ブレーキ 片側 空気ブレーキ KD203形 走り装置 リンク式→二段リンク式 |
【写真354】 タム4000形4057 昭和50年5月11日 塩浜操駅にて P:吉岡心平
この写真は吉岡写真CD−ROM第32巻に「P01919」として収録されています。