|
タキ21200形21201 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
▲ |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
35系タンク車は、多数の化成品輸送形式を輩出したが、無機化成品に適用した事例は少ない。今回紹介するタキ21200形はその珍しい例のひとつである。 タキ21200形は35トン積アンモニア水専用車で、昭和46年5月日立で4両が製作された。既に紹介したタキ250形の大型版である。 |
荷役装置は腐食性ある積荷のため、空気圧を用いた上入れ上出し方式で、空気管と液出管はS字管により車側に導かれている。 所有者は日産化学工業KK・常備駅は速星であった。写真のタキ21201とトップナンバーは昭和63年7月、残り2両は平成3年7月に廃車となったが、暫くは速星の工場構内に残置されていたようである。 |
|
|
■主要諸元 製造年 昭和46年5月 製造所 日立 設計比重 0.9 タンク容積 39.1m3 ●上廻り タンク形態 異径胴(C3)形ドームレス |
タンク材質 耐候性高張力鋼 タンク板厚 胴板6・鏡板8mm タンク両端直径 1,850mm タンク中央直径 2,300mm タンク長さ 11,210mm 熱絶縁 厚さ60mmグラスウール ●荷役方式 荷役方式 上入れ上出し式S字管付 |
●下廻り 台枠形式 35系標準 台枠長さ 11,800mm BC間距離 8,500mm 留置ブレーキ 両側 空気ブレーキ KE305形 台車 TR41C形 |
【写真1281】 タキ21200形21201 昭和49年6月4日 浪速貨物駅にて P:吉岡心平