吉岡心平のマーク

ホキ5400形5409

私有貨車

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ホキ5300形
ホキ5500形

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特別編73
特別編75

●積荷
●構造

入口


 今回紹介するのは、ホキ5400形だ。形式では判らなくても、日鉄羽鶴の構内に屯していたホッパ車と言えば、思い出す方も多いことだろう。

 ホキ5400形は35トン積ドロマイト専用車で、昭和36年2月川崎で13両が一挙に製作された。
 外観・構造はホキ1形初代(後のホキ3500形)に酷似するが、積荷の比重が大きいため、ホッパ体が小さい割には荷重は5トン増となっている。
 荷役方式は自重落下方式だが、エアスライド

荷役が普及した我国の粉体輸送用貨車としては珍しい存在だ。変わった装備としては、車輪が巻き上げた泥が取出口に付着するのを防ぐため、台車脇に大型の泥除けが設けられている。

 所有者は磐城セメントKK・常備駅は上白石で、所有者は昭和38年10月に住友セメントKK、昭和55年10月に羽鶴ドロマイト工業KKとなった。写真1074の2は運用中の姿である。平成元年11月に全車廃車となった。


●同一専用種別 タキ21000形21018 後継形式の39トン積タンク車。昭和48年川崎製で旭硝子KK向。 

           タキ21000形21021 昭和48年川崎製で日鉄鉱業KK向。


ホキ5400形5409の写真

【写真1074の1】 ホキ5400形5409 昭和57年4月17日 日鉄羽鶴構内にて P:吉岡心平

ホキ5400形5411の写真

【写真1074の2】 ホキ5400形5411 昭和57年1月10日 葛生駅にて P:吉岡心平


【特別編74】010706作成、031210R4、050407R4A、080925R4BY、140224R4C。