吉岡心平のマーク

タキ2800形2941

私有貨車

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タキ2750形
タキ3000形

 番号
[ロット表]

タキ2900
タキ2947

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第314週
第316週

積荷

入口


 タキ2800形は30トン積カセイソーダ液専用車で、並行して製作されたタキ2600形の影に隠れた地味な形式だ。今回は、その中でも標準タイプと言えるロットを取り上げよう。

 タキ2941は昭和32年3月日立製で、1〜3月の間に2918〜2941の24両製作されたロットの一員である。苛性ソーダタンク車が、これだけ大量に一度に製作されるのは珍しいことだ。

 設計比重は1.5・タンク容積は20.5mであった。
 外観・構造は、本形式のトップナンバーを製作した日立製だけに全体に纏まりの良い外観である。

 タンク体は普通鋼製で、内面は厚さ1mmのラバーペイントが施され、寸法は直径1,841mm・長さ8,040mm(外寸)であった。タンク周囲には厚さ40mmの牛毛フェルトと薄鋼板からなる保温キセが装備されていた。
 台枠は通常の平形で、側梁には180mmチャンネルを用い、長さは8,700mm・BC間距離は5,400mmであった。ブレーキはKD形空気+手、台車はTR41Cから第一次改造でTR41Dとなった。

 所有者は信越化学工業KK・常備駅は黒井であった。昭和51年11月にゴムライニングが追加され、タキ2600形42691となり消滅した


●関連形式 タキ2600形42671 S5005日本海ゴムでゴムライニング改造後。


タキ2800形2941の写真

【写真315の1】 タキ2800形2941 昭和49年9月25日 黒井駅にて P:吉岡心平

この写真は吉岡写真CD−ROM第12巻に「P00674」として収録されています。

タキ2600形42691の写真

【写真315の2】 タキ2600形42691 昭和61年7月21日 伏木駅にて P:遠藤文雄

【遠藤さんから貴重な写真を提供して頂きました】

タキ2600形に改造後の姿。外観は昔と変わらない。


【第315週】060910作成R4A、060916写真315の2追加、070908R4A2、081015R4BY、100918R4B。