吉岡心平のマーク

タキ2800形2900

私有貨車

 形式
索引

タキ2750形
タキ3000形

 番号
[ロット表]

タキ2895
タキ2941

 ページ
索引

第291週
第293週

積荷

入口


 今回は北海道で使用された日車支店製のタキ2800形を紹介する。

 タキ2900は昭和31年7月日車支店製で、一ロット一両であった。本車を含め、北海道のカセイソーダタンク車は伝統的に鉄肌が賞用された。

 設計比重は1.48・タンク容積は20.2mと標準的であった。
 タンク材質は普通鋼製で、寸法は直径1,841mm・長さは8,000mmで周囲には2.5インチのイソフレックス断熱材と薄鋼板からなる保温キセがあった。

 台枠は平形で、長さは9,000mm・BC間距離は5,700mmと標準的である。ブレーキはKD形空気+手、台車はTR41Cから第一次改造でTR41Dとなった。

 落成時の所有者は北海道曹達KK・常備駅は幌別だったが、僅か一月で所有者は曹達商事KKに変わった。昭和45年5月には社名の「曹達」が「ソーダ」に変わり、昭和54年4月には新日化産業との合併で社名はソーダニッカKKとなった。昭和58年1月には港北に移動した。このように北海道曹達の歴史と共に歩んだ本車であったが、平成元年10月に廃車となった。


タキ2800形2900の写真

【写真292】 タキ2800形2900 昭和49年7月26日 幌別駅にて P:吉岡心平

この写真は吉岡写真CD−ROM第18巻に「P01066」として収録されています。


【第292週】060402作成R4A、071123R4A2、090528R4BY、100918R4B。