吉岡心平のマーク

タキ19600形19600

私有貨車

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タキ19550形
タキ19700形

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ロット表


タキ19602

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第292週
第294週

●積荷
●構造

入口


 今回はタキ19600形のトップナンバーを紹介する。
 積荷はウレタン樹脂の原料で、専用車としては既に30トン積のタキ4850形があったが、荷重を35トンにアップしたのが本形式である。

 タキ19600と19601は昭和45年9月日車支店で製作された。

 設計比重は1.18・タンク容積は29.6mと標準的で、全体構造は軽量化するため、35系標準タンク車の設計を採用した。
 タンク材質はステンレス鋼製で、寸法は両端直

径1,700mm・中央直径2,150mm、そして長さは10,000mmで、周囲には厚さ175mmのウレタン断熱材と薄鋼板からなる重装備の保温キセ、タンク外面にはジャケット形の外部加熱管を有していた。
 台枠は平形で、長さは10,950mm・BC間距離は7,650mmと標準的である。ブレーキはKE305形空気+両側、台車はTR41Cであった。

 所有者は石油荷役KK・常備駅は塩釜埠頭であった。常備駅は便宜置籍で、実際の運用は九州の宮浦から川崎の浮島町の間だった。平成元年12月に廃車となった。


タキ4850形のロット表


【第293週】060409作成R4A、060505リンク変更、060821ロット表R2、070720R4A2、090202R4BY。


タキ19600形のロット表

ロット 番号 製造年 製造所 落成時の所有者
19600,19601 S4509 日車支店 日本石油輸送KK
19602 S4808 日車 三井東圧化学KK
19603〜19607 S4902〜4906 日車 三井東圧化学KK
19608〜19610 S5503 日車 日本陸運産業KK

タキ19600形19600の写真

【写真293】 タキ19600形19600 昭和49年7月26日 塩浜操駅にて P:吉岡心平

この写真は吉岡写真CD−ROM第11巻に「P00619」として収録されています。