吉岡心平のマーク

タキ19600形19609

私有貨車

 形式
索引

タキ19550形
タキ19700形

 番号
ロット表

タキ19606

 ページ
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特別編1007
特別編1009

●積荷
●構造

入口


 タキ19609は昭和55年3月日車製で、16908〜16910の3両ロットの一員である。

 4ロット11両ある本形式の最終ロットである本ロットは、製造時期の関係から基本設計をこれまでのキセ付35系からキセ付38系に変更した。
 このため外観は一変し、タンク形状は両端が絞られた鯨腹形のF3形異径胴となった。保温材は従来ロットが使用していたウレタンの腐食問題を反映して、最初からグラスウールを採用し、厚さも150mmと厚い。

 一方、荷役装置は在来ロットに準拠し、液の出し入れは、高圧ガスタンク車に酷似した円筒形プロテクタにまとめて収納している。
 台枠は38系標準で、長さは11,400mmと前ロットの35系車より200mm長いが、設計的には同等といって良いだろう。

 所有者は日本陸運産業KK・常備駅は越後関原から、平成7年7月に神栖に移動した。大牟田から浮島町へ運用されていたが、平成11年1月に廃車となった。


■主要諸元
製造年   昭和55年3月
製造所   日車
設計比重   1.18
タンク容積  29.6m3

●上廻り
タンク形態 異径胴(F3)形ドームレス
タンク材質 ステンレス鋼(SUS304L)
タンク板厚 胴板6・鏡板8mm
タンク両端直径 1,600mm
タンク中央直径 2,250mm
タンク長さ  10,300mm
熱絶縁   厚さ150mmグラスウール
●荷役方式
荷役方式  上入れ上出し式
●下廻り
台枠形式   38系標準
長さ       11,400mm
BC間距離   8,000mm
留置ブレーキ 手
空気ブレーキ KSD180−254×250
台車       TR225

タキ19600形19609の写真

【写真2008】 タキ19600形19609 昭和63年6月4日 浮島町駅にて P:吉岡心平


【特別編1008】090415作成R4B、130604R4C。