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タキ19600形19602 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
タキ19600形は35トン積TDI専用車で、昭和44〜55年に4ロット12両が日車・日立で製作された。タキ4850形30トン車の拡大版で、07迄はキセ付35系、08以降はキセ付38系である。 タキ19602は昭和48年8月日車で製作された。一ロット一両の孤立ロットである。 昭和48年は保安対策がクローズアップされ始めた時期で、これにより35系タンク車の設計も大きく変化したが、本車は対策直前に製作されたため、過渡期のスタイルとなった。 設計比重は1.18・タンク容積は29.6m3で、これはタキ19600形全車に共通であった。 |
44年製の前ロット(00,01)と同一と思われる。タンク外壁には角形鋼管からなる外部蒸気加熱管が溶接され、周囲にはウレタン断熱材と薄鋼板からなる保温用のキセがあった。 所有者は三井東圧化学KK・常備駅は宮浦で、3ケ月後の11月には常備駅は大牟田に変わった。昭和59年11月、日本ポリウレタン工業KKに移籍し、新南陽駅常備となった。更に昭和63年4月には日本陸運産業KK所有・神栖駅常備となり、平成元年6月に廃車となった。 |
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【第261週】050828作成R4A、051209ロット表追加、060409ロット表をタキ19600に移動、060505リンク変更、070720R4A2、090127R4BY。 |
【写真261】 タキ19600形19602 昭和50年3月3日 宮浦駅にて P:吉岡心平
この写真は吉岡写真CD−ROM第19巻に「P01092」として収録されています。