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タム2300形12398 |
私有貨車 |
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●積荷 |
■入口 |
最近の調査で、タム2300形液化塩素専用車の初期型も、タンク材質であるボイラー用鋼板の品種と板厚で複数のタイプがあることが判った。 最初期に製作された車両は、当時の規格でSB41材を使用し、板厚は胴板25mmであった。その後、SB41のままで板厚を22mmに減らしたタイプに以降したが、これと並行してSB42材を用い、板厚を19mmに変更したタイプが登場した。その後、板厚22mmの車両もSB42材に統一されたため、同一材質でタンク板厚が異なるタイプが並行製作されるようになった。 今回紹介するタム12398はSB42材・胴板19mmのタイプで、昭和35年2月三菱で製作された。タム12397〜12399の3両ロットであった。 |
タンク体寸法は直径1,406mm・長さは8,500mmで、板厚22mmのタイプより板厚減少分だけ長さが短いが、外観的には殆ど区別できない。タンク周囲には厚さ105mmのコルクと薄鋼板製の保冷キセがあった。 所有者は旭硝子KK・常備駅は枝光であった。一生を変化無く過ごし、昭和56年6月に廃車となった。 |
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■主要諸元 製造年 昭和35年2月 製造所 三菱 ガス定数 0.8 タンク容積 12.9m3 ●上廻り タンク形態 直円筒(S1)形 |
タンク材質 ボイラー用鋼板(SB42) タンク板厚 胴板19mm タンク直径 1,406mm タンク長さ 8,500mm 熱絶縁 厚さ105mmコルク ●荷役方式 荷役方式 マンホール弁式 |
●下廻り 台枠形式 平形 長さ 9,500mm BC間距離 6,200mm 留置ブレーキ 手 空気ブレーキ KC254形空気 台車 TR41B |
【写真294】 タム2300形12398 昭和52年3月6日 周防富田駅にて P:吉岡心平
この写真は吉岡写真CD−ROM第33巻に「P01956」として収録されています。