タキ2100形22246 |
私有貨車 |
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●積荷 |
■入口 |
今回は保安対策の影響で、姿を変えさせられたタンク車を紹介する。 タキ2100形は昭和26年から製作された30トン積石油類専用車で、当初は石油タンク車の標準形式であった。ところが高比重の石油類は当時の技術水準でも35トン積が可能だったため、晩年は大半のユーザーがタキ1500形に移行し、本形式の増備はキセ付のC重油輸送用や特殊油種の専用車に限られるようになった。 種明かしをすれば、最初から臨専での使用を前提に作られたと言われており、真の積荷はアニリ |
ンないしその誘導体だったようである。 タンク容積は34.4m3と標準的で、材質は普通鋼、寸法は直径2,050mm・長さ10,820mmであった。 所有者は日本陸運産業KK・常備駅は浜安善であった。その後、保安度向上の観点から、毒性の高い化成品については下出し荷役の車両の使用が規制された。このため荷役装置を上出し方式に改造することになり、昭和52年7月に2両揃ってタキ42100形の00,01に改造され、このロットは姿を消した。 |
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●関連形式 タキ42100形42101 昭和52年日車で改造後の姿で、35トン積オルソクロルアニリン専用。 【第223週】041205作成R4A、070713R4A2、090220R4BY。 |
【写真223】 タキ2100形22246 昭和49年3月30日 塩浜操駅にて P:吉岡心平
この写真は吉岡写真CD−ROM第25巻に収録されています。