吉岡心平のマーク

タキ2050形2050

私有貨車

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タキ2000形
タキ2100形

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ロット表


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特別編45
特別編47

●積荷
●構造

入口


 二度のオイルショックを経て、昭和50年代後半には大量の石油類タンク車が余剰化した。そこで計画されたのがタキ1500形を中心とする化成品タンク車への転用計画であった。

 タキ2050形もその一員で、昭和56年5月に富士重でタキ1500形31594〜96から改造された。種車は昭和42年日立製で、タキ1500形で最後に新製されたグループであった。
 専用種別はブチルアルデヒドで、タキ20350形38系タンク車の増備に当たる。荷重は25トンと小さいが、軸重など構造面での制約ではなかった。新製したタンク体はステンレス鋼製で、種車の

台枠に合わせたため異様に細くて長い。これは改造による台枠の切継ぎが禁止されたためである。
 平成5年9月には、専用種別が「アセトアルデヒドシアンヒドリン」に変更されたが、外観・構造上は変化なかった。

 所有者は日本石油輸送KK・常備駅は南港で、常備駅は駅名変更により昭和58年11月に名古屋南港となった。生涯を通じて三菱化成水島を基地として使用され、ブチルアルデヒド時代は金町、アセトアルデヒドシアンヒドリン時代は宮下に運用されていたが、私有コンテナ輸送への移行により、平成7年11月に3両揃って廃車となった、


●同一専用種別 タキ20350形20353 35トン積新製車。昭和56年日車製。

●種車形式    タキ1500形31597  種車となったロットの紹介。


タキ2050形のロット表

ロット 番号 製造年 製造所 旧形式 旧番号 落成時の所有者
2050〜2052 S5605 富士重▲ タキ1500 31594〜31596 日本石油輸送KK
1A (2050〜2052) (H0509) −− アセトアルデヒドシアンヒドリンに専用種別変更KK 日本石油輸送KK

タキ2050形2050の写真

【写真1046】 タキ2050形2050 昭和63年4月30日 東港駅にて P:吉岡心平


【特別編46】010422作成、020205リンク追加、040214R4、050504R4A、070717R4A2、071003ロット表R3
追加、110901R4C。