吉岡心平のマーク

タキ2200形2204初代

私有貨車

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タキ2100形
タキ2500初代形

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ロット表


 ページ
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特別編436
特別編438

積荷
●構造

入口


 「タキ2200形?」、そりゃホキの誤植だろう・・・
と思ったら大間違い。昭和27年から1年足らずの間と短期間だったが、現実に存在していた形式である。

 タキ2200形は30トン積セメント専用車で、昭和27年に日車・汽車・日立で各2両の計6両が製作された。わが国初の「カバードホッパ車」で、試作的要素が強い。落成後は、適当な車種がなかったためタンク車に類別されたが、翌28年9月に新車種「ホッパ車」が設置されたことで、ホキ1初代形1〜6に改番されている。

 タキ2204と2205は、昭和27年11月日立で

製作された。なお日立製は、車積編入の時期が最も早かった。
 車体は箱型で、3社の試作車の中では、スタイルがホキ1形量産形に最も近い。車体下部は前後2つのホッパとなっていた。
 荷役方式は、積込は屋根に2列8個ある円形の積込口から行い、荷降しは自重落下方式で、後のセメントホッパ車と異なりエアスライド装置は設備していなかった。

 落成時の所有者は東京都・常備駅は氷川(後の奥多摩)であったが、昭和33年1月に民間に移り、日本セメントKK所有・高麗川駅常備となった。昭和50年3月に廃車となった。


【特別編437】031119作成R4、050504R4A、070623R4A2、071003ロット表R3追加、090212R4BY。


タキ2200形のロット表

ロット 番号 製造年 製造所 落成時の所有者
2200初代,2201初代 S2712 日車支店 東京都
2202初代,2203初代 S2712 汽車東京 東京都
2204初代,2205初代 S2711 日立 東京都

タキ2200形2204初代の写真

【写真1437】 タキ2200形2204初代 日時場所不明 P:鈴木靖人/堀井純一所蔵

【堀井さんから故鈴木さんが撮影された、貴重な写真を提供して頂きました】