吉岡心平のマーク

タサ4100形4200

私有貨車

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タサ4000形
タサ4300形

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解説

タサ4194
タサ4207

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第216週
第218週

積荷
●構造

入口


 「割りを食ったメーカー」シリーズの2回目は、富士車両を取り上げる。
 同社と聞いて思い浮かぶのは、帝国車両と共に関西圏中心にガソリン・石油類タンク車を多数供給したことだ。さらに高圧ガスや化成品タンク車でも、一風変わったクルマを産出しており、中でも宇部興産向には見るべき作品が多い。

 タサ4100形20トン積液化アンモニア専用車は、昭和31〜39年に142両が日車・三菱・日立・富士車両・富士重工で製作された。このうち富士車両は4135〜39、82,83,4200〜02の10両を担当している。

 タサ4200は昭和36年12月富士車両製で、4200〜02の3両ロットに属していた。

 構造では他社製と大きく変わった点は無く、タンクキセが同社特有のピッチの狭いバンド締付タイプである点が目立つ程度である。
 台枠は標準的な平形で、ブレーキは空気+手、台車はTR41Cであった。

 落成時の所有者は東海瓦斯化成KK・常備駅は塩浜であった。昭和42年8月、常備駅はそのままで三菱油化KK所有となった。昭和52年3月に廃車となった。


タサ4100形4200の写真

【写真217】 タサ4100形4200 昭和49年5月28日 昭和町駅にて P:吉岡心平

この写真は吉岡写真CD−ROM第1巻にに「P00034」として収録されています。


【第217週】041024作成R4、050202R4A、070829R4A2、090220R4BY、110525R4B。