|
タキ5000形5009 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
タキ5000形30トン積塩酸専用車には少数だがタンク容積が大きい車両がある。この例としてはタキ5013を紹介したが、今回はその仲間を取上げる。 タキ5009は5008と一緒に昭和36年10月新潟で製作された。ユーザーは新日化産業KKで、ちなみに日本トレーディング向のタキ5011〜5013とは殆ど同時期・同メーカーの作である。 設計比重は1.11で、一般車の1.17〜1.2より小さく、これに呼応してタンク容積は約1割大きい。これは上記2ユーザーに共通する特徴で、その後の増備車(タキ5021,5031)にも引き継がれている。 |
「塩酸および味液」という奇妙な専用種別と関係があるのだろうか? 台枠は平形で、長さは9,300mm・BC間距離6,000mmである。不思議なのは台車で、どう見てもTR41Dなのだ。昭和45年からの第一次台車改造の際、TR41Cを改造したものと思われるが、本当のルールでは軸距6m「未満」の車両が改造対象なのである・・・ 所有者は新日化産業KK・常備駅は枝光であった。常備駅は昭和51年7月に浜五井となった。廃車は早く、昭和52年9月に姿を消した。 |
|
|
【写真205】 タキ5000形5009 昭和49年4月20日 村田駅にて P:吉岡心平
この写真は吉岡写真CD−ROM第36巻に「P02113」として収録されています。