タキ13800形13810 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
▲タキ13800 |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
「酒類」と聞いて「一両欲しい」と答えるのは日本酒好きの貨車マニアかしらん? タキ13810は、タキ13800形35トン積酒類専用車で、00〜16からなる第一ロットに属し、昭和44年2月富士重で製作された。積荷の「酒類」とは私有貨車のジャンルでは日本酒やワインなどの醸造酒を指すが、時には水(ミネラルウオーター)やりんごジュースなどを輸送したこともある。 設計比重は1、つまり水と同じである。タンク体は葉巻形のC3形異径胴で、材質は純度保持のためステンレス鋼、タンク直径は両端1,850mm・中央2,300mmで、長さは10,170mmであった。タンク周囲は地肌のまま無塗装で、銀色 |
のタンク体が良いアクセントになっている。 所有者は内外輸送KK・常備駅は防府であった。本形式の一部は化成品輸送に使用されていたが、写真の車両もその一例で、日本触媒のエチレングリコール輸送用に用いられていた。昭和61年11月には貨物駅集約により新興駅常備となり、その後28トン積アルコール専用となったようだが、平成12年3月に廃車となった。 |
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■主要諸元 製造年 昭和44年2月 製造所 富士重 設計比重 1.0 タンク容積 35.0m3 ●上廻り タンク形態 異径胴(C3)形ドームレス |
タンク材質 ステンレス鋼(SUS304) タンク板厚 胴板6mm・鏡板8mm タンク両端直径 1,850mm タンク中央直径 2,300mm タンク長さ 10,170mm ●荷役方式 荷役方式 上入れ下出し式 |
●下廻り 台枠形式 35系標準 長さ 10,500mm BC間距離 7,500mm 留置ブレーキ 両側 空気ブレーキ KSD203−254形積空 台車 TR41C形 |
【写真177】 タキ13800形13810 昭和51年6月20日 塩浜操駅にて P:吉岡心平