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タム900形1012 |
私有貨車 |
○ |
形式 |
番号 |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
今回紹介するのは、タム900形の中でも、比較的数少ない新製車のひとつである。 タム900形15トン積カセイソーダ液専用車の出自については、既にいくつかのページで紹介したので詳しくは述べないが、タム200形からの転用と、戦災復旧車が大半を占め、新製車は珍しい。 タム1012は昭和26年10月川崎製で、同社で初製作のタム900形である。日立製の1013〜15と競作された。 |
タンク体は普通鋼製で、直径1,550mm・長さ6,500mmと細くて長い。加熱管・キセなどは一切なく、シンプルな構造である。 落成時の所有者は日本レイヨンKK・常備駅は宇治だったが、翌年3月には大樹寺駅常備となった。その後、会社名はユニチカKK、常備駅は専用線の付替により北岡崎となった。昭和47年7月にはタム993、994と共に服部商店KKに売却され、浜小倉駅常備として大阪曹達KKの製品輸送に使用された。写真はこの時代の姿である。昭和52年12月に廃車となった。 |
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●関連形式 タム200形282 S2510川崎製で、同じタンク受台を採用。 |
【写真155】 タム900形1012 昭和52年2月13日 浜小倉駅にて P:吉岡心平