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タキ7500形7515 |
私有貨車 |
○ |
形式 |
番号 |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
強度の弱いアルミタンクを用いたタンク車は、濃硝酸や酢酸を始めとして数々あるが、構造に工夫を凝らした車両が多く、メーカーの腕の見せ所となっていた。 タキ7515は14と共に昭和37年12月川崎で製作された。川崎製のアルミタンク車としては台枠までオールアルミとしたアルミナ専用車が有名だが、30トン積濃硝酸専用車であるタキ7500形は数が少なく、この他にタキ7516,24の合計3ロット4両を数えるだけであった。 |
タンク体は積荷による腐食防止のため高純度アルミニウム製で、板厚は胴板15mm・鏡板18mm、直径は1,850mm・長さは7,930mmと三菱製より僅かに細くて長い。川崎製の特徴はタンク受台にあり、他社製に比べると小型のものが左右合わせて8個配置されていた。 所有者は宇部興産KK・常備駅は宇部港であった。昭和49年8月に28トンに減トンされ、平成10年11月に廃車となった。 |
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■主要諸元 製造年 昭和37年12月 製造所 川崎 設計比重 1.47 タンク容積 20.5m3 ●上廻り タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付 |
タンク材質 純アルミニウム タンク板厚 胴板15・鏡板18mm タンク直径 1,850mm タンク長さ 7,930mm ●荷役方式 荷役方式 上入れ上出し式 |
●下廻り 台枠形式 平形 長さ 8,500mm BC間距離 5,200mm 留置ブレーキ 手 空気ブレーキ KD254形 台車 TR41C→TR41D形 |
【写真125】 タキ7500形7515 昭和51年5月2日 越中島駅にて P:吉岡心平
この写真は吉岡写真CD−ROM第22巻に「P01269」として収録されています。