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タキ3600形3603 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
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ページ |
●積荷 |
■入口 |
タキ3603は昭和31年6月飯野製で、一ロット一両であった。 積荷の糖蜜は腐食性・可燃性を共に持たないため、普通鋼製のタンク体を有するキセ無し下出し方式タンク車である。 |
本形式の特徴の一つにグレーティングを用いたタンク踏板があるが、これは常備駅ないし運用先が積雪地だったためと思われる。 所有者は日本甜菜精糖KK・常備駅は十勝清水であった。昭和32年6月には帯広駅常備となり、同年10月には十勝鉄道の工場前駅に移動した。昭和52年4月には故郷の十勝清水駅常備に戻り、昭和62年3月に廃車となった。 |
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■主要諸元 製造年 昭和31年6月 製造所 飯野 設計比重 1.33 タンク容積 22.6m3 ●上廻り タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付 |
タンク材質 普通鋼 タンク板厚 胴板9mm・鏡板12mm タンク直径 1,960mm タンク長さ 8,076mm 付帯設備 蒸気加熱管 ●荷役方式 荷役方式 上入れ下出し式 |
●下廻り 台枠形式 平形 長さ 9,000mm BC間距離 5,700mm 留置ブレーキ 手 空気ブレーキ KD254形空気 台車 TR41C |
ロット | 番号 | 製造年 | 製造所 | 落成時の所有者 |
1 | 3600 | S2811 | 飯野 | 日本甜菜製糖KK |
2 | 3601,3602 | S2904 | 飯野 | 日本甜菜製糖KK |
3 | 3603 | S3106 | 飯野 | 日本甜菜製糖KK |
4 | 3604,3605 | S3206 | 飯野 | 日本甜菜製糖KK |
5 | 3606,3607 | S3308〜3312 | 運輸工業 | 合同酒精KK |
6 | 3608 | S3410 | 飯野 | 合同酒精KK |
7 | 3609 | S3702 | 飯野 | 合同酒精KK |
8 | 3610 | S3803 | 飯野 | 合同酒精KK |
9 | 3611,3612 | S4202 | 飯野 | 合同酒精KK |
【写真1968】 タキ3600形3603 昭和50年2月27日 桜島駅にて P:吉岡心平