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タキ9800形49890 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
▲タキ49886 |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
今月からCD−ROM第14巻を紹介する。 兎角興味に乏しい石油系タンク車の見所の一つに、変わった持ち主、即ち石油元売・運輸会社以外が保有している車両がある。既にタキ3000形では、三井物産や三楽オーシャンの例を紹介したが、これらはトルオールやアルコールなど臨専向けとして使用されていた。一方、ここに紹介するのは、埠頭・工場間の自社重油輸送用として、セメント会社が所有していた例である。 タキ49890は89と共に昭和41年8月三菱で製作された。外観・構造は何の変哲もないタキ |
9800形である。車体には「スリーダイヤモンド」のマークがあるので、良くある三菱石油の所有車と思ったら大間違い! 社名板にあるように、三菱鉱業のタンク車なのである。 用途は自社の重油輸送用で、黒崎港にあった埠頭と石原町の工場間に運用されていた。写真にあるように、黒崎駅で石灰石列車の末尾に連結され発車を待っていた姿が、今でも想い出される。 |
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【写真77】 タキ9800形49890 昭和50年7月29日 黒崎駅にて P:吉岡心平