私有車運車のガイド ■新製乗用車の輸送用車 自動車新車の輸送用貨車で、昭和30年代末期から国鉄ク5000形が普及するまでの短期間に少数が製作された。 ●ク300形 12トン積 日産自動車のブルーバード輸送用車。大物車シ300形として計画されたが、実現直前に「ク」が新設された。2階建てで、 上段には4台、下段に8台積載可能。このため荷役装置は複雑にして怪奇である。 300(特別編63) 昭和40東急製、上段は2分割式。 ●クム1000形 15トン積 トヨタ自動車販売のパブリカ輸送用車運車。一種のコンテナ車で、上段1台・下段2台積のラックコンテナを前後2個積載する。 1000(特別編535) 昭和37年日車本店製。解説と写真はシム時代のもの。 ●クム2000形 15トン積 ダイハツ工業のハイゼット・コンパーノ輸送用車運車。平床貨車で、2分割された回転式の荷台を持つ。 2000(特別編293) 昭和38年日車本店製。解説と写真はシム時代のもの。 ●クム3000形 15トン積 三菱重工/自動車のミニカ輸送用車運車。2階建てで、上段への荷役用に中央にターンテーブル付エレベータがある。 ■4トントラックのピギーバック輸送用車 昭和61年から開始された輸送サービスで、集配用の4トントラックをそのまま平床の専用貨車に積載・輸送するもの。 ●クム80000形 16トン積 日本フレートライナーKK所有で、昭和61〜平成3年に79両が日車・川崎・JR貨物広島車両所で製作された。 |
■4トントラックのピギーバック輸送用車 昭和61年から開始された輸送サービスで、集配用の4トントラックをそのまま平床の専用貨車に積載・輸送するもの。 ●クム80000形 16トン積 ●タ1600形 10トン積★ロット表 タ1500形のダウンサイズ版でユーザーの好みにより作り別けられた。 昭和4〜31年に1600〜1604の4ロット5両が新潟・汽車・造機で製作(うち3両は他形式からの改造)された。 日本フレートライナーKK所有で、昭和61〜平成3年に79両が日車・川崎・JR貨物広島車両所で製作された。 |
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80000(特別編57) 昭和61年川崎製。台車など一部の部品は、ク5000形などの廃車発生品。 |
80050(特別編604) 昭和63年JR貨物広島車両所製。外観・構造はメーカー製に準じる。 |
80062(特別編580) |
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80078(特別編489) 平成3年川崎製のラストナンバー。クム1000系登場後の増備のため、細部が異なる。 |
●クム1000JRF・1001JRF形 16トン積 コキ100系に対応したピギーバック車運車。FT−1台車とCLE電磁ブレーキで110km/h走行が可能。 1001−7(特別編136) 平成元年川崎(若松)製、クム1000形0番台とペアを組む車両で、電磁弁を持たない。 ■タンクローリーのピギーバック輸送用車 平成3〜8年に実施された輸送サービスで、タンクローリーセミトレーラを積載・輸送するもの。 ●クキ1000JRF形 44トン積 1000−14(特別編487) 平成4年日車製で最終ロット。 030823作成、040430クキ1000−14追加、040507クム80078追加、041023クム1000追加、050426クム80062追加、050629クム80050追加。 |