アンモニア水専用タンク車のガイド

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■積荷の性質
 アンモニアの25%水溶液。液化アンモニア専用車が出来てからは輸送効率が劣るため、特定ユーザー向に使用された。
 平成3年7月のタキ250形250、タキ21200形21202,21203の廃車により専用種別消滅した。

●タ1650形
ロット表
 10トン積の2軸車で、昭和39年にタム4800形から2両改造された。
1650
S3902にタム4800形4804を改造した車両でタンク体はそのまま使用。昭和電工KK向。

●タム4700形
ロット表
 15トン積の2軸車で、昭和29〜38年に8両製作された。うち4701〜4704の4両はタム400形の改造車である。
 外観・構造ではキセ無し・キセ付、そしてキセ付から撤去の3種類に大別される。
4700
S2901日立製で東海硫安工業KK向。キセ付だったが後に撤去された。
4703
S3508造機でタム400形1616を改造、日産化学工業向。タンク体は新製で、初めからキセ無しである。
4706
S3808日立製で日産化学工業KK向。保冷キセ付の新製車。

●タキ250形 30トン積
ロット表
 初めてのボギー車で、タム4700形のキセ付グループを大型化したもの。
 昭和38〜42年に日立・富士重で4両製作された。
250
S3812日立製で日産化学工業KK向。
251
S4204富士重製で日産化学工業KK向。唯一の富士重製。
253
S4212日立製で日産化学工業KK向。受台が帯金から押え金方式に進歩した。

●タキ21200形 30トン積
 タキ250形を拡大した35トン車で、キセ付35系に属する。
21201
S4605日立製で日産化学工業KK向。

060310作成、090422最終修正。