吉岡心平のマーク

タム4700形4706

私有貨車

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タム4600形
タム4800形

 番号
ロット表

タム4703

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特別編183
特別編185

積荷
●構造

入口


 タム4700形については、既にトップナンバーを解説したが、今回はキセ付タンク体を持った車両を取り上げる。

 タム4700形は15トン積アンモニア水専用車で、昭和29〜38年にかけて4ロット8両が製作された。形態による分類では、キセ付しタンク体で新製車の00と05以降、キセ無し改造車の01〜04の2種に大別することが出来る。

 タム4706は昭和38年8月日立で製作され、キセ付き新製車のグループに属する。タンク体は普

通鋼製で、タンク周囲には厚さ40mmのスチロポール断熱材(商品名・発泡スチロールのこと)と薄鋼板製のキセが追加された。このためもともと大型のタンク体と相まって、迫力のある車風を醸し出している。台枠以下は標準的な平型台枠で、走り装置は初めから2段リンク式を装備していた。

 落成時の所有者は日産化学工業KK・常備駅は須賀であった。昭和38年12月、速星駅常備となった。タキ250形や21200形と共に、名古屋港や浪速へのアンモニア水輸送に使用されていたが、平成3年7月に廃車となった。


【特別編184】020330作成、020420誤記訂正、020429リンク追加、020930リンク追加、031222R4、050115
R4A、051124リンク追加、060311リンク変更、070626R4A2、081212R4BY。

タム4700形4706の写真

【写真1184】 タム4700形4706 昭和45年10月8日 名古屋港駅にて P:吉岡心平