吉岡心平のマーク

タム4700形4703

私有貨車

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タム4600形
タム4800形

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ロット表

タム4700
タム4706

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特別編561
特別編563

積荷
●構造

入口


 今回はタム4700形15トン積アンモニア専用車の中で、タム400形から改造された車両を取り上げる。

 タム4703は昭和35年8月造機でタム400形1614〜1617から改造されたタム4701〜4704の一員である。種車はタム1616で、昭和28年4月造機製であった。

 タンク体は普通鋼製のものを新製し、蒸気圧の高い積荷のためドームは大きく、安全弁も大型のものをドーム上に設置している。タンク受台は種車

のものを流用したようだが、帯金受は小型のものに鋼管されている。
 台枠はタム400形時代のもので、長さは7,050mm・軸距は3,900mmと戦災復旧車を模倣したものである。走り装置は改造時は1段リンクだったが、ヨンサントウで2段リンク式に改造された。

 所有者は日産化学工業KK・常備駅は速星であった。昭和38年3〜12月の9ヶ月は須賀駅常備となったが、大半は速星から名古屋港・浪速へのアンモニア水輸送に従事し、昭和60年3月に廃車となった。


タム4700形4703の写真

【写真1562の1】 タム4700形4703 昭和51年3月18日 浪速駅にて P:吉岡心平

タム400形1620の写真

【写真1562の2】 タム400形1620 昭和47年6月17日 速星駅にて P:堀井純一

種車となったタム1616と同一ロットの車両。

【堀井さんから貴重な写真を提供して頂きました】


【特別編562】050115作成R4A、070701R4A2、090208R4BY、140116R4C。